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何智輝・元立法委員の汚職事件をめぐる高等裁判所での差し戻し審で、逆転無罪の判決を出した高裁の裁判官ら4人が、何・元立法委員から賄賂を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されるという台湾を揺るがす大事件となっている。この責任をとって頼英照・司法院長は辞任。馬英九総統は、汚職撲滅のための新たな役所「廉政署」を設置することを早々に決めた。
この裁判官らは国民党籍の何・元立法委員から、少なくとも800万元を受け取ったとされている。このほか別の高裁裁判官も収賄容疑で取り調べ中で、さらに拡大する可能性もある。何・元立法委員は現在、逃走中だ。
何・元立法委員は苗栗県長のほか、立法委員を5期務めた大物政治家。10年前の同県の土地開発にからむ汚職事件で収賄の罪に問われ、2006年の1審判決では懲役19年を言い渡された。
その後、08年の2審判決で同14年の実刑判決を受けたが、最高裁が高裁に差し戻し5月に出された判決は、なんと無罪判決。この判決に不審さを感じた検察側が内偵していて発覚した。
馬総統は2年後の総統選挙をにらみ、廉政署新設などでマイナスイメージの払拭に躍起だ。台中市で5月に発生した暴力団関係者の銃撃死亡事件現場に、同市の警察幹部ら4人が居合わせるなど不祥事が続いているおり、馬政権には厳しい目が向けられている。
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