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今月は吉林路にある「糜家荘」を紹介しよう。ここは珍しい潮州粥が味わえる店。手間と時間をたっぷりかけて生み出された究極の味を求めて常連客が押し寄せる。最近は外国人もその噂を聞きつけてやってくることが増えているという。
こってりと煮込まれた潮州粥は栄養満点で贅沢な味。あっさりとしたお粥の多い台湾では異色の存在だ。店長の王長華氏にその美味しさの秘訣を尋ねてみると、最も重要なのは米選びだという答えが返ってきた。ここでは台湾産の良質なお米を4種類用いているという。

日本のコシヒカリと同名ブランドの「越光米」、豊かな芳香が自慢の「香米」、ほのかな甘さが感じられる「甜米」、そして「寿司米」。これらを混ぜ合わせ、さらに8種類の漢方薬材と一緒に2時間ほど煮込む。潮州粥は別名「濃粥」とも呼ばれ、粘りけがあるのが特色。煮込みすぎると米粒の食感が消えてしまうので注意を要するという。米の一粒一粒の歯ごたえが美味しさを支えているのだ。
この店で味わえる潮州粥は何種類かある。最も人気が高いのは「潮式北茹滑鶏粥」。具には肉厚のしいたけと上質の鶏肉が入っており、クセのないやさしい味わいが魅力的だ。そのほか、広東式ソーセージの入った「潮式臘味粥」や四種類のキノコが入った「潮式北茹粥」、海鮮が盛りだくさんの豪華版、「八鮮沙鍋粥」などがある。

サイドメニューにもお粥に合う一品料理が揃っている。中でも見逃したくないのは「醤焼可魯骨」。これは豚のリブ肉を特製タレに一日漬け込んで中火で煮込んだ後、こんがりとするまで焼き上げるという一品だ。料理と一緒にビニール手袋も渡されるので、思いっきりかぶりついてみたい。
一口目から肉汁がジュワッと溢れ出て、肉の旨味が伝わってくるはず。これ以外にもビールやアルコールに合いそうな料理が多いので、いろいろとトライしてみよう。

土鍋にたっぷりと入った潮州粥。これまでのお粥に対するイメージが覆されること間違いなしの美味しさだ。まずは一度お試しあれ。
台北市吉林路226号1F
02-2541-7366
日曜~木曜 17:30~翌3:00(金・土曜は~翌4:00)
無休
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