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すぐ近くで別の居酒屋を経営しているが、焼鳥屋を開くのが夢だったという店主が、日本での15年間の居酒屋で働いた体験を生かして作り上げたのがこの店である。

焼鳥は14種類を数え、ヤキトンは9種類、これに野菜串などを加えた、串物の充実ぶりはさすがである。焼鳥は備長炭で焼くため、余分な油を落とし旨みを閉じ込める。たれや素材は日本物を使っているのは言うまでもない。
このほか、がっちゃん炒め、モツ煮込み、牛筋煮込み豆腐などの煮込み類も。食事類には、味噌汁が付くサービスがある。人気メニューのチーズとホウレンソウを炒めた、ポパイ焼きはネーミングが楽しい。ジャコと魚のすり身を揚げたジャコ天も美味である。お酒の後に食べるミニラーメンも好評。

味へのこだわりばかりでなく、店の雰囲気や衛生管理面などにもわたる。オシボリはレンタルのものではなく、従業員が手作業で3時間かけてつくっている。卓上にある醤油などの調味料類も閉店時には必ず、冷蔵庫に保管するという念の入れよう。そのためか、まだオープンして半年ほどだが、日本人の常連客であふれ、既に150人以上が日本酒をボトルでキープしているという。
運営面でも工夫がみられる。日本酒や焼酎、生ビールをプレゼントするという、ハズレなしのゲームを毎日行っている。すべての個人客やグループごとにサイコロ、双六、ジャンケンなどをやってもらうというサービスで、オマケ好きの日本人に受けている。
メニューの中に、「お茶200元」という記載があるのを見つけた。オーナーに尋ねてみると、「普通お茶は無料なのですが、ウチでは高くしています。というのはお茶ばかり何杯も注文する人がいるから」という答えが返ってきた。飲食店としてきちんとしたサービスはするが、客にもそれなりの姿勢を求めるというこだわり。
まるで日本にあるような焼鳥屋である。
焼鳥 串蔵
住 台北市林森北路119巷23号
電 (02)2531-9919
営 18:00~24:00
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