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先週行ったばっかりの店なので、今週もう一度行ったら、急に消えちゃっていたなんて…。正直いって、台北では、こういう「ショック」は少なくないよね!杏子んちの後ろの路地にある店もいつも変わっていて、店改装の風景やニューオープンお祝いの花かごをよく見ます。

どうして店はよく変わるの。どうして長く経営しないの。そんな疑問だらけ。
大企業がバックにあるチェーン店は別にして、台湾、特に台北市内では、毎日数え切れないほど新しい店がオープンしています。もちろんその半面、こっそり店を閉めるところも多いの。
町に出ると、個人経営の小さな店(特に飲食店)がほとんどなのに気づきます。店の名前を覚えてもらい、料理を十分味わってもらう前に、まるでアサガオの花のようにあっという間に萎んでしまうこともある。
もしかして、台湾人は衝動的に店を開いたりするのかな。日本みたいに事前にリサーチして、スタッフのトレーニングとかサービス精神各面とかを研究しないのですかね。これは店をやる際の大きなポイントなのにね。
屋台のオーナーになるのは難しくないといいます。だから誰でもオーナーになれる。どうりで誰も人から命令される店員になりたくないわけだよね。そのほか、お金を貯めて、友人と一緒に事業を興す人も結構多いの。
例えば、よく通う美容院へカットしに行ったところ、いつものスタイリストが急に辞めたことが分かったの。しばらく経つと、本人からお知らせの電話がかかってきて、友達と一緒に店をやっているって。
台湾人は自由が好きだから、拘束されたくないのです。会社の制度や給料、待遇に不満を持っている人も多い。そうなると、自分がオーナーになるのが、手っ取り早い。もし、オレが社長になったら、なんとかなんとか・・・。会社や店を興す前に、オーナーはみんなそう思ったことがあるよね。
でもね、店を開くってホントに一大事だよ。経営もけっして簡単ではない。自分に経験がない場合、大金を払って企業のチェーン店に加盟する。そうすれば、本社が周辺の商圏のマーケティング状況を調査してくれるんだって。
加盟者に教育訓練を施したり、経営技術を教授したり、設備と厨房道具を提供したり、プロモーション、販売企画および、物流、原料の供給、プロによる定期的な料理指導など、いろいろ協力してくれるそうだよ。うわ~なかなかいいじゃない。でも、支店の味は、本店には敵わないと思うけど。
後は、チェーン店に参加するデメリットというと、本社がつぶれたら、下の支店も終わり。そして、もっとも重要なのは、「オーナーになれるコツ」を教えてくれるところは、どこにもないということ。

オーナーに必要な常識や心の準備などは、実は非常に深いものだよ。それから、どうやって政府から営業免許を取るかも問題ね。また飲食業では、料理人の腕が下手とか、或いは、その店内が汚いとか、それではオーナー失格になるよね。以上の点について、消費者の私たちのためにキチンとしてくれないと困ります。
それにしても、オーナーになりたい人はかなり多い。個人創業に関する秘伝などが出版されているし、銀行もさまざまな創業ローンを設けている。そのため一人前になってみたいサラリーマンが誘惑されて、この「創業」の冒険に入ってしまう。
正直言って、杏子もバービーコーヒーショップを開く夢を見たよ(笑)。店をやって、自分の夢を叶え、人生に新たな希望と志を持つのはもちろん素晴らしいことですけど。将来、もし皆さんが店をやる時、よ~く考えてからやってほしいですね。そうすれば、評判の良い名店を作れるじゃないの。
最後に、店がうまくいくようにお祈りいたします。新しい店がオープンしたら、ぜひとも杏子に連絡してね。
皆さん、再見! 哈日杏子です!
長い間皆様のご支持をいただいて、本当にお世話になりました。台湾ライフの連載は今月号で終了します。とても寂しいですけど、ここでみなさんにお別れをしなければなりません。またすぐお会いできたらいいなぁと思います。
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